ワーホリでどのくらい英語力は必要か
Hello everyone! It's Josh!
皆さん、こんにちは。函館の英会話講師・ジョシュアです。
先日、母校である専門学校の依頼で、ワーホリにはどれくらいの準備が必要かを、リモートでお話させて頂きました。そこで、学生から「ワーホリではどれくらいの英語力が必要か」という質問がありました。
もちろん、英語力は高い方が良いだろうし、英語力を測る上でTOEICや英検など、「〇〇点以上」などがあるかもしれません。しかし、資格試験で高得点を記録したからと言って、実践の場でどれだけの人がその英語力を発揮できているでしょうか?
そこで、「英語力」とは何なのか、考察していきたいと思います。
本来、英語=意思疎通のツール
英語に限らず、どの言語でも言えることですが、意思疎通のツールです。言葉を使って、相手の意図や自分の意図を伝える。今、私がこの文章を書いて、今読んでくださっている皆さんが読み、私が思う「英語力とは」を伝えています。はたまた、言葉を発し、聴くこともできます。「話・聴・書・読」の4技能を使ってコミュニケーションをとれるのは、地球上の生き物で人間だけですね。
コミュニケーション・ツールは言葉だけではない
人間以外の生き物は、言葉を介さずコミュニケーションをとります。鳴き声(トーンや強弱)、視覚、行動などで、アピールしますね。人間も、相手の姿勢や声のトーン、間などを読み取りながら、言葉の真意を見極めます。日本では、空気を読むと称されることもありますが、他言語でもちゃんとトーンや間、視覚でも汲み取ろうとするところもあります。
英語力向上の素質がある人
たとえ英語初心者であっても、相手の声に耳を傾け、聞き取れたことをオウム返しし、適切な相槌をしている人は、英語力があるように見えます。質問に対する答えの文法がぐちゃぐちゃでも。コミュニケーション能力が高い人は、リアクションがうまいです。始めのうちは、文法や発音がどんなにテキトーであっても、相手の意図を理解しよう、ちゃんと伝えようと発信し、尚且、ちゃんと基礎英語力をあげる努力をしている人は、自然と英語力が上がります。
コミュニケーション能力が高いと、意思疎通に長けてる。英語力がそんなになくても、コミュニケーション能力が高くて、かつ、学ぶ姿勢がある人は、自然と英語力は上がっていきます。
日本語でも同様である
ホテルで勤務をしていた時。状況によって、ゲストの要望に応えられないこともあります。その旨を伝える為に、
「大変恐れ入りますが、〇〇の為、こちらではお応えいたしかねます。フロントで対応可能です。」
とお伝えします。この「致しかねる」という表現が、伝わらないことが何度かありました(もちろん、とても稀ではありました)。たとえ、枕詞・理由、そして代替案を示していたとしても、ゲストは、そのモノのことや次の計画で頭がいっぱいにになっている状況で、「致しかねる」という肯定文が、否定の意図を含まれるということに気づかなかったのでしょう。
この場合、「〇〇の為、こちらでは対応できませんので、フロントでご相談ください。」と伝え方を変えます。もちろん、対応できなく、ご足労を願う申し訳なさをトーンや話す速さ、表情で表現しつつ、もし、余裕があればフロントに伝言したり、極力ゲストに余計なストレスを与えないフォローをします。
もちろん「できない」と突っ撥ねる態度をしたり、無表情で対応しているとクレームの対象となります。
ホテルや飲食店をはじめとする接客業では、プロとして当たり前ですが、友人・家族・同僚などの間柄では、接客業の何分の一の気遣いでスムーズにコミュニケーションがとれます。
とはいえ、TPOに合った言葉遣いが必要です。日常会話で「お父さん、メインディッシュを食べ始めようとしているところ申し訳ないですが、その塩を取って頂けると大変助かります。」とは言わないですね。「お父さん、塩を取ってくれない?」と日常のトーンで言うでしょう。状況が会社であれば「お手すきにご確認ください。」や「大変恐れ入りますが・・・」などと表現することもあると認識は必要なのです。
まとめ
「英語力」とは「コミュニケーション・ツールの1つ」で、トーンや表情、話す速度、気遣いなども求められます。それは、状況や環境によって変化します。「ワーホリで1年間のみ楽しく過ごす」「就労ビザで延長」「永住を目指す」「現地企業で出世する」など、目標によっては「英語力」が求められますが、「コミュニケーション力」としてアップしていくと良いのかもしれません。
追 記
「英国英語」「米国英語」として、ハリー杉山さんとシェリーさんが、ラジオ番組でトークを繰り広げている動画があります。ハリー杉山さんの紹介する"Excuse me, can I possibly trouble you for a blanket, please?"。とても、英国英語ですね^^ (2:10~)
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